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さくら病院

腹部超音波


腹部超音波

<デジタル超音波装置>

最近の医療機器はデジタル化が進み、画像診断の分野でもこの10年の間にほとんどの機器がデジタル化されました。

超音波診断装置も例外ではなく、デジタル化によって著しく進歩しました。

1.フルデジタル超音波診断装置

従来のアナログ超音波装置はDSC(digital Scan Converter)と呼ばれる画像表示部のみにデジタル回路が使われていましたが、ビーム形成部にもこれを用いたもので、デジタル化することによりエコー信号をより高精度に制御し高画質な画像を作ることが出来ます。

フルデジタル超音波診断装置

2.ティシュハーモニックイメージング

最近の装置にはTHI(Tissue Harmonic Imaging)という機能が搭載されるようになりました。これは送信周波数の2倍の周波数成分(二次高調波=ハーモニック)で画像を構築すると、アーチファクト(実際には存在しない虚像)の少ない、分解能(2点間の距離や濃淡の識別のし易さ)の高い像を得ることが出来ます。

3.カラードプラー法

カラードプラー法は主に循環器領域で用いられ、心臓弁膜症や血管の走行異常の発見、評価に用いられてきました。最近では消化器領域では腫瘍の鑑別や表在領域では頚動脈などの狭窄、動脈硬化の評価に用いられることが多くなってきました。

4.HITACHI社製EUB-6500

当院のHITACHI社製超音波装置EUB-6500は前述のティシュハーモニックイメージングをさらに進化させた、dTHI(ダイナミックTHI)を搭載した最新フルデジタル超音波装置で、臓器別に探触子を3本用意しました。(腹部一般用・乳腺、血管用・腸管等用) これらの探触子は検査部位、目的、考えられる疾患に合わせて数種類使うこともあります。 その他に循環器専用機1台、病棟ポータブル専用機1台を配置して検査を行っております。

HITACHI社製EUB-6500 探触子

<超音波検査士制度>

超音波検査はその簡便性と低コストの割に有用であることなどから現在の医療現場では欠くことのない検査となっています。この増大する検査件数への対応と検査担当技師の技術レベルの維持・向上を目的に日本超音波医学会が1984年に発足した学会認定資格が「超音波検査士」です。

試験(基礎・領域別専門)は、毎年2月に東京、大阪で行われ、領域は消化器、循環器、産婦人科、泌尿器、体表臓器の五部門で合格率は50~60%とも言われる難関です。

受験資格は、超音波医学会に3年在籍し業務年数3年以上、有病症例150例レポート提出、日本超音波医学会認定超音波専門医の推薦が得られることなどです。

当院では主に消化器系医師及び数名の担当技師(1名の超音波検査士含む)が検査を担当しており、責任を持って患者様の健康に関わっていきたいと思っております。